成功するVRコンテンツについて考えるブログ

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【VR×城】VR体験アプリを導入している城 10選

 前回の記事では【VR×体験】東京都内でVR体験ができる施設一覧【VR×体験】全国のVR体験ができる施設一覧(東京都以外)について書きました。
 今回は、VR技術を使った新たな取り組みとして、城での導入事例をご紹介します。現存しない城をCGで復元できたり、当時の時代の様子を体験できたり、城とVRは非常に相性が良いことから、全国的に広まりつつあります。
 そこで、本記事では、「VR×城」の導入事例や、「VR×城」において成功するコンテンツ作りについてご紹介します。「もっと多くの人に足を運んでもらいたい」「城のことを知ってもらいたいけれど、VRで何かできるの?」とお考えの城の関係者様のほか、城巡りがお好きな方・観光好きな方にとっても面白い内容のはずです。是非ご覧下さい。


目次

「VR×城」全国でVRを導入している城 10選

【東京都】江戸城 VR作品 | 体験型VRアプリ


(動画引用元:https://www.youtube.com/watch?v=2ML_xs-4Hio)

 こちらの動画「VR作品『江戸城の天守』」は、およそ265年間にわたり徳川15代の征夷大将軍の居城であり、江戸幕府の中心であった江戸城、その本丸御殿と天守を、VR技術を用いて再現されたものです。現存しない江戸城の当時の様子を実際にその場にいる様な感覚で体験することができ、ナビゲータの解説と共に鑑賞することができます。

 

(動画引用元:https://www.youtube.com/watch?v=sr4GofWZ7vw) 

 こちらは「ストリートミュージアム」というアプリの紹介動画で、現存しない城郭などの史跡がVRコンテンツで再現され、スマートフォンで位置情報と連動して見ることができます。江戸城のほか、和歌山城、福岡城、肥前名護屋城、高松城、屋島城などにも対応しています。
【URL】http://www.toppan-vr.jp/mt/work/archive/edojo.html

 

【愛知県】西尾城 アプリ「西尾城デジタルアドベンチャー」

 (動画引用元:https://www.youtube.com/watch?v=erYVNv9WzGQ)

 西尾氏歴史公園に復元された石垣に向かってスマホをかざすと、復元された西尾城の天守閣がCGで現れます。復元された西尾城との記念撮影モードも実装されており、SNSにアップすれば自慢できそうです。
 また、CGで再現された西尾城天守からの景色を、大迫力VRで見ることができます。当時の眺めを味わいながら、城周辺の様子をVRで楽しむことができます。
【URL】http://nishiojou-ar.com/

 

【長野県】上田城 アプリ「VR上田城」

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 400年前の上田城を観て、聴いて、知って、参加できるアプリです。CGで再現された城郭の姿を360度見わたせるVRに加え、映像による史跡ガイダンスや、プレゼントクイズなどのコンテンツも収録されています。
【URL】http://www.uedakyoiku.jp/

 

【長野県】松本城 アプリ「ストリートミュージアム」

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 アプリ「ストリートミュージアム」をインストールして松本城を訪れると、江戸時代の姿を再現した仮想現実世界を画面越しに楽しめます。本丸・二の丸エリアでは9か所にVRスポットが設置されており、その場に近づくとVRと解説アナウンスが利用できます。三の丸では20か所の解説スポットが設置されており、地図上の巻物をタップするとその場所の位置と歴史の解説文が出てきます。
【URL】http://www.matsumoto-castle.jp/topics/2325.html

 

【滋賀県】安土城 アプリ「VR安土城タイムスコープ」

http://www.city.omihachiman.shiga.jp/cmsfiles/contents/0000007/7776/toppu.jpg

 タブレットやスマートフォンを利用して安土城を楽しむ機能です。例えば現地で安土山にタブレットを翳すと画面にはフルCGで再現された当時の城郭要塞が映し出され、画面を動かすとGPSを感知して画像が追随、360度のパノラマ画像を楽しむことが可能です。
【URL】
http://www.city.omihachiman.shiga.jp/contents_detail.php?frmId=7776

 

【兵庫県】姫路城 アプリ「姫路城大発見アプリ」

http://castle-himeji.com/d1/wp-content/uploads/2015/03/arcg_02-1024x901.png

 姫路城敷地内のマーカーサインにかざすと、しろまるひめのナビゲーターが出てきたり、往時の建物を見ることができます。
 三の丸御殿では、現存しない向屋敷・御殿が3Dで復元され、全景のCGアニメーションが表示されます。また、はの門南方土塀では、土塀の「狭間」から城兵が鉄砲を構え、射撃する動画が流れます。乱世の戦いを、本物さながらの迫力で見ることができます。
【URL】
http://www.himejicastle.jp/ar.html

 

【香川県】丸亀城 アプリ「よみがえる丸亀城〜丸亀歴史体感アプリ〜」

http://www.marugame-castle.jp/themes/main/about/ar/images/img_ar01.jpg

 CGで復元した江戸時代の丸亀城を、現地で体感できるアプリです。スマートフォンを城内の好きな場所でかざすと、石垣の上に建ち並ぶ櫓(やぐら)を見たり、丸亀城に関する人物との記念撮影、丸亀城や周辺文化財の解説を楽しむことができ、当時にタイムスリップしたかのような錯覚を味わえます。
【URL】
http://www.marugame-castle.jp/about/ar/

 

【高知県】高松城 アプリ「バーチャル高松城」

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 史跡高松城跡 玉藻公園にて、VRの最新技術を用いて、現存しない天守や江戸時代の城内を楽しめます。スマートフォンで、天守と記念撮影ができ、玉藻公園のキャラクター「たまもん」や「鯛のキャラクター
」とも一緒に写真撮影もできます。
 また、玉藻公園周辺にある高松藩藩主 松平家にゆかりのある観光地(石清尾八幡宮・栗林公園・仏生山・屋島、牟礼、庵治・鬼無、国分寺)が紹介され、高松巡りをすることもできます。
【URL】http://www.takamatsu-kankou.net/about/detail/13

 

【熊本県】熊本城 アプリ「VRscopeで巡る熊本城」

http://one-kyushu.com/wp-content/themes/one-kyushu/images/sites/2/vr-kumamoto-580x326.png

 熊本城の江戸時代の雄姿を、360度バーチャル体感できるアプリです。どこにいても、まるで江戸時代の熊本城にいるかのような臨場感と没入感を体感できます。
 360度バーチャルツアーでは、大手門から大天守・大広間まで、ナレーションのガイドを聴きながらバーチャル体感ができます。城の構造や仕掛け、敵襲に備えた工夫などの機能をパノラマ+ナレーションで、分かりやすく紹介されています。
 また、熊本城を背景に、ボランティアや地域の人々から、海外の方に向けて歓迎のメッセージが見られます。
【URL】http://one-kyushu.com/jp/other-contents/vrscope/

 

【宮城県】多賀城 アプリ「歴なび多賀城」

http://www.datefm.jp/shisei/tagajo/uploads/%E6%AD%B4%E3%81%AA%E3%81%B3%E5%A4%9A%E8%B3%80%E5%9F%8E.jpg

 「歴なび多賀城」は、多賀城市内の歴史スポットをスマートフォンなどでナビゲーションするアプリケーションです。
 古代の遺跡・歌人たちにまつわるスポット、松尾芭蕉の足跡、そして近現代に到るまでの様々な歴史遺産が70箇所以上が紹介されています。観光客の方はもちろん、市内の方も郷土の歴史を知ることができます。
【URL】http://www.city.tagajo.miyagi.jp/bunkazai/shiseki/bunkazai/rekishiisan/guide.html

 

「VR×城」成功するVRコンテンツを作るうえでの留意点

 以上、「VR×城」の導入事例をご紹介しました。全国の城においてVRが広まっている背景には、城の改修・復元には膨大な費用がかかる、 若い世代を含めてもっと幅広い年齢層にも城の歴史を知ってもらいたい、などといった課題をVR技術を使えば解決できる可能性があることが大きいのではないかと考えられます。
 ただ、実際にVR技術を用いて復元した城を体験してもらうには、いくつか留意点があります。それらを解決できれば、成功するVRコンテンツを作れるはずです。下記、城をCG復元させる際に考えられる留意点をまとめたので、是非ご覧下さい。

安全性の問題

 VRで復元された城を、ヘッドマウントディスプレイで体験する際、視界が完全にふさがってしまい、着けたまま移動するのは危険です。「VR体験ブース」などを設け、座って体験してもらい、安全性を確保するのが良いと考えられます。
 また、アプリの機能を使ったVR体験では「歩きスマホ」となるため、周辺の安全性の確保が必要となります。したがって、階段・段差などの足元が安定しない場所では、VR体験ができないようにするなど、アプリ開発に際しても工夫が必要です。

城の復元CGの画質・ズレの問題

 VR体験アプリの利用者が移動するのに応じて、「CGで復元された城」が常に正しい位置に表示されるには、復元CGの描画に、リアルタイムレンダリングと呼ばれる高い技術が必要になります。また、例えば、壁や瓦・石垣など細部まで省略することなく、かつ質の高い画像を作る場合にも、CGの開発時点で高い技術力が必要になります。
 一方、位置情報(GPS)の誤差による「ズレの問題」も生じる可能性があります。いまのスマートフォンで扱えるGPSは、必ずしも正確な位置情報を提供できないため、例えば、2~3mのズレが生じる可能性があります。利用者の位置情報がずれると、CGで復元された城の位置もズレることが想定されるため、ズレが生じない手法で開発したり、ズレを感じないような工夫を施したCG再現が必要となります。

開発費用の問題

 「CGによる城の復元」は、実際に復元・改修することに比べれば、圧倒的に低い費用で城を復元ができるとはいえ、それなりの費用はかかってしまいます。どれほど費用がかかるかは、どこまで再現するのか(例えば、天守閣だけ再現するのか、それとも御殿や石垣も再現するのか)、どれほどの画質で再現するのか、などCG作成の状況によって変わりますが、「CGによる城の復元」だけでも数百万円以上の費用が必要になることが多いです。 また、以前に作成された既存のCGを活用し、「CGによる城の復元」の費用を浮かしたい場合には、その権利関係やデータ形式には注意する必要があります。

 

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